12.19.2017


やっぱり、インターネット上で政治的な発言をするのは控えようかと思う。

というのは、ネット上で、顔の見えない相手に対して何かを言う、これほど危険なことはないのではないか、と思うのだ。危険、というのは、ネット上での議論というものが、まるで地に足がついていないからだ。

僕の考えは古いのかもしれないが、やっぱり、実際にその人と会ってフェイス・ツー・フェイスで話すこと、これこそ大事なことだ。実際に会うこと。顔を見て、目を見て話すこと。これは、何であれ信頼の基礎だ。

議論というものは、お互いに対する敬意や信頼がなければ、成り立たない。そうであればまず大事なのは、お互いに会って話すことだ。実際会ってみれば、お互い、そんなに悪い人だとは思わないはずだ。

しかし今や右の人と左の人の戦いは、サイバー空間で行われいる。これはすごく危険だ。お互いに会ったことのない人たちがサイバー空間で、言葉という「抜き身の刃物」をひゅんひゅんと投げあっている。それがサイバー空間であり、ツイッターだ。

どうも僕は、インターネットと親和性が低いように思える。ブログは書いているのだが、他者に向けて書いている、というよりも、他者の視線を通して自分の考え方や感じ方を可視化するために書いている。

結局のところ僕は、地に足のついた、ほんとうのほんとうに「リアル」なものしか信じていないのかもしれない。目の前の人間、現実に人間と出会うこと、人と出会うという経験、これだけしか信じていないのかもしれない。

前回の記事で、僕の好きな小説や音楽を列挙したが、列挙して初めて、というか今更、僕は実存主義者なんだな、と思うにいたったのである。

僕は「人間」という言葉すら信じていない。信じていない、というよりも、その言葉の意味がよくわからない。僕が知っている、あるいは知っていると思うのは、実際に僕が出会った個々の人たちだけだ。