2017/11/09


ドイツにいると日本のニュースになかなか触れずらいのだが、それでも最近本当に衝撃的だったのは、NHKの若い記者の過労死の話と、高校生の髪の毛黒染め強要の話だった。

どちらも、今世紀の話とは思えなかった。

僕は、日本という国のある点について、諦めに近いものを感じた。

今まで僕は、日本はなんと「遅れている」んだろうと思っていたのだが、認識を改めた。日本は「遅れている」のではない。そうではなく、むしろその本来の姿に「立ち返っている」のだ。

日本という国は権威主義的で、父権主義的で、集団主義的で、自国に優越感を持つ国だ。これが日本の本態だ。僕は、日本がこうであることが良いことだとも悪いことだともいっているのではなく、ただ単にこういう国だ、と認識するのである。

世界はより民主的に、自由に、平和な方向に進むものだと僕は思っていた。そしてその観点から、日本は「遅れている」と思っていた。しかしそれは、ただ単に僕の偏見に過ぎないことが分かった。

僕の考え方あるいは感じ方はいわゆる「リベラル」だと思う。しかし世界は必ずしもリベラルではない。特に日本はそうではない。というか前述のとおり、リベラルと正反対の位置にいると思う。

はっきりしているのは、僕の政治信条・思想は、日本においては少数派であり、居心地が悪いということだ。