10.17.2017


ライカのレンズを二本しかもっていない。50ミリのズミクロン(アポではない)と、35ミリのズマロンである。たぶん、もう買わないだろう。

それどころかズマロンは売ってしまおうか、と思わないでもない。しかし、売ってしまったら、おそらく二度と手に入らないだろう。一度手に入れたライカのボディやレンズは、手放さないほうがいい。

それはそうと、最近ではもはや誰も語らないことだが、やはりデジタルカメラの製品の寿命は短い。サイクルが短い、というべきか。ライカですら、ここ数年は2~3年おきに新製品を発表している。

僕は2006年に登場したM8をいまだに使っている。買ったのはたしか、2009年ごろだった。だから、もう10年近く使っているわけである。

嫁(当時彼女)には「一生使うから」と言って買った。僕自身そのつもりだが、現実的には、いつか壊れて、修理のできない日が来るのだろう(一方レンズのほうは、それこそ一生使えそうである)。

それで10年使って飽きたか、と聞かれれば、全然飽きていない。高感度が弱いのと、背面液晶が貧弱なのはあるが、それ以外は不満はない。というか、高感度で使ったことなどない。

大枚はたいてかって、じゃあ、いい写真を撮ったか、といわれれば、全然撮っていない。最近では、いい写真を撮ろうとすら思わない。それはもはや、僕の人生における文字通りのお供になった。

10年くらい使わないと、その物の真の価値なんて、わからないんじゃないだろうか。

ひさしぶりにとあるカメラサイトを見ると、大量のM240が売りに出されていた。たぶん元の持ち主は、M10に「乗り換えた」のだろうな、と思う。そうして、そのM240を見ると、僕は不憫になってしまうのである。

しかし、デジタルカメラにこれだけ愛着をもつ僕が、おかしいのかもしれない。

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