2017年10月27日


風邪をひいて、咳のしすぎで腹筋がいたい。

仕事で失敗をして、少し、というかかなり落ち込んでいる。

それで海外勤務とか、ヨーロッパについて考えている。一般的にいって、日本人はヨーロッパに対してある種の憧れを持っていると思う。僕もフランスとかドイツとかで働くことに対して、憧れをもっていた。

しかし、実際に暮らしてみると、やはり大変である。一番大変なのは、もちろん、言語だ。言葉が通じないということほど大変なことはない。当たり前だが、日本語はまったく通じない。僕が今まで培ってきた知識なり語彙なりは、そのままでは意味がないのだ。

そしてその次はやはり文化である。考え方とか、感じ方である。これもまた、ぎりぎりと頭を悩ませる問題である。

なぜか日本では「ドイツ人と日本人は気質が似ている」という、誤った言説があるように思う。はっきり言って、まったく似ていない。というか、正反対といってもいい。日本人は集団主義的だが、ドイツ人は徹底的に個人主義的である。日本人は細部を詰めることができるが、大きな絵を描くのは不得意だ。ドイツ人は大きなシステムを作るのは非常に上手いが、細かいところはあまり得意ではない。

唯一似ているところといえば、時間をきちっと守ることくらいだろうか。

ともかく、世界にはいくつもの違った見方や感じ方がある。そしてそれに適応するのは、相当に難しい。僕はドイツに住んでいるが、これがフランスだったら、さらに困難だったろう。「パリ症候群」にでもなっていたかもしれない。

とはいえ、鎖国をするわけにもいかないだろう。そうなると結局、外国と付き合いをしなければならない。すべての日本人がそれを求められるわけではない。僕の見立てでは、日本人全体の10%、あるいは少なくとも5%くらいいれば、何とかなるのではないかと思う。

外国に適応すること、国際化、というのは、多くの人にとっては大きなストレスだと思う。英語もそうだ。僕は好きだが、外国語というのはそんなに簡単ではない。個人的には、英語をすべての日本人が学習する必要などない、と思っている。好きな人がすればよろしい。