2017年10月18日


サファリの2017リミテッド・エディションを買った。

・・・なんか、これでもうサファリは買わなくていいかな、と思わないでもない。

4本目である。1本は、正確にはアルスターだが、これでシルバー、ブルー、スケルトン、ぺトロールである。もう十分だろう。

しかし物欲をほどほどに持つことはいいことだ。それはある程度、生命力と相関している。

サファリは商売として非常に上手いな、と思う。毎年「リミテッド・エディション」と称して色違いを出しているが、こんなもの、ほとんど無限に作れるだろう。「アルスター」と称して、材質も変えればいい。

それに、価格も絶妙である。毎年買っても、奥さんに怒られない価格ではないだろうか。僕は20ユーロで買ったので、大体2,600円くらい、というところである。

そういうことを考えていたら、もっと商売が上手いのは、ロイヒトトゥルムとかモレスキンなどの「ノートメーカー」ではないか、と思い至った。

なぜならノートは、消費されるからである。必ず消費されるから、次も買ってもらえる可能性が高い。

そうなると「次も買ってもらう」には、品質こそ重要だと思うのだが、モレスキンはマーケティングに走りすぎている。最近、ロイヒトトゥルムが少しずつだがモレスキンの真似をし始めているのは、よくない兆候だ。

何度も書くが、結局のところ顧客を引き付けるのは品質なのだ。スターウォーズやローリングストーンズとのコラボレーションなど、どうでもいい。そんなものどうでもいいから、ただただシンプルに無骨に、品質を保持してくれと願う。

しかし「品質を保持し続ける」というのは至難の業だ。ライカも、M3やM4を作っていたころが最盛期だといわれる。

ブランドというものは、決して保証されたものではない。それは、絶え間ない努力のうえに成り立つものだ。